名古屋を離れる日、思っていたより寂しかった。50代の転機で考えたこと

名古屋を離れる日、思っていたより寂しかった

名古屋での最終出社が終わった。

フロアの皆さんに挨拶をして、和菓子を配って回った。
一人ひとりと短く言葉を交わしながら、5年間の時間がゆっくりほどけていくような感覚だった。

そのあと、よく通った天下一品でラーメンを食べた。
いつもと同じはずなのに、その日はやけに沁みた。

思っていたより、寂しかった。

今回の異動は、自分の中では正直「降格」に近いものだった。
どこかで出世を望んでいたし、その道が絶たれたような感覚もあった。

気づかないふりをしていたけれど、心の奥には確かに喪失感があったと思う。

それでも、送別会でかけてもらった言葉や、昔の部下が来てくれたこと。
ああ、自分はちゃんとやってきたんだなと、少しだけ救われた。

会社の評価とは別のところに、人との関係は残る。
それを実感できたのは大きかった。

最終出社の日、温かい言葉に救われた。
同時に、悔しさも残った。

この恩と悔しさは、次の場所で返したいと思っている。

4月からは新しい環境になる。
正直、まだ前向きになりきれてはいない。

でも、今回の出来事をきっかけに少し考え方も変わった。

会社の中だけで自分の価値を測るのではなく、
会社の外にも軸を持ちたいと思うようになった。

Xでの発信を始めたのもその一つだ。
最初はただのつぶやきだったが、少しずつ自分の気持ちが言葉になってきている。

ギターもまた弾き始めようと思う。
ブルースを、自分の今の気持ちのままに。

「窓際FIREブルース」とでも呼べるような、自分だけの音を作っていきたい。

大きな目標はまだはっきりしていない。
でも、少しずつ、自分のペースで進んでいければいいと思っている。

名古屋で過ごした5年間は、自分にとって確かな時間だった。

ありがとう、と素直に思える。

そしてここから、もう一度。